意識の変容






お目汚し、失礼いたします。



五月も下旬に入り、そろそろ暑さも感じられるような季節になっておりまする。
私の店の事務所では先日、蚊が飛んでおりまして難儀いたしました。
お客様に渡す見積もり書を作っている最中に
耳元でプーンと鳴き声をあげて近寄ってくるのでございます。
蚊取り線香を焚きましたが、室内が煙たくなっただけで蚊はピンピンしており
相変わらず羽音を立てて近寄ってまいります。



そこで無臭性の殺虫剤を使ったら、効果覿面、たちどころに羽音は聞こえなくなりました。
どうも近頃の蚊は打たれ強いのか、突然変異を起こしたのか
蚊取り線香ではなかなかやっつけることができないようでございます。
肉体的に頑丈に、また環境に適応しやすくできているのでございましょう。
人間のようにひ弱で繊細な生き物とは出来が違うわけでございまして
特にこの時期、肉体的・精神的に頑強なはずの若い衆が
「 五月病 」なるものに悩まされていることを考えると、なおさらその思いは強まります。



五月病のような病に取り付かれてしまうのは
人間が脳髄というものを有し、複雑な精神活動をおこなうゆえのことなのですが
そのような悩ましい事を解決するための方策やきっかけもまた
脳髄による精神活動によって見出されるものでございます。
この五月病、自分で手っ取り早く治す方法というのは無いかもしれませんが
心の動かし方や気の持ち方によって
治す方向へと自分の意識を変えていくことぐらいはできましょう。



私の場合、そのきっかけはオナニーでございました。
新社会人となってからのある日、ストレスや緊張で精神的にいっぱいいっぱいだった私は
勤め先の会社にあるトイレで用を足すフリをして
勤務中にオナニーをやってしまったのでございます。
ところが、このとんでもない行為によって「 自分は一線を越えてしまった 」という意識が根付き
さらには「 限界を突破してしまった 」「 もう怖いもの・捨てるものが何も無い 」と感じ
会社での日常生活や自分の立ち位置を俯瞰で見ることができるようになったのでございます。



もちろん、このような意識の変容は擬似的なものであり
私も心底、自分自身が変わった、怖いもの無しになったとは思い込んではおりませんでした。
それ以降も相変わらず会社に自分の居場所が無いような気がしていましたし
苦手な上司や取引先とはうまく付き合うことができませんでした。
けれども私、擬似的にせよ自分が何か昨日までとは違う存在になったと意識することで
少なくとも五月病にはならずにすんだのでございます。



そんなことぐらいで自分自身のどこがどう変わるんだ
所詮は何かエキセントリックなことをやって以前とは変わったと思い込んでるだけじゃないか
という御意見もありましょう。
しかし現に私、勤務中に会社のトイレでオナニーをやってしまってからは
会社の始業時間にときどき遅刻するようになりました。
きっと神経が図太くなったに違いありません。まぁチンコは太くなりませんでしたが.....





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