皮肉な人生






お目汚し、失礼いたします。



2018年FIFAワールドカップ・ロシア大会が開催中でございますが
日本チームは対ポーランド戦でいわゆる「 パス回し 」なる時間稼ぎ戦術を使って
決勝トーナメントに挑むチャンスを手にしたものの
結局ベルギーを相手に敗北し、ベストエイト進出の夢は露と消えました。
この日本チームの「 パス回し 」に対して何かとバッシングが多かったようですが
別にルール違反をやっているわけでもありませんし
確かにセコいとは思いましたが、あれは「 大人の戦い方 」なのでございます。
チャンスが目の前にありながらみすみすそれを見逃して結果を出せないのなら
プロとしては失格でございます。



また、この試合をテレビで見ていた子供たちに対して
悪い影響を及ぼすなどと申す馬鹿メディアがございましたが
もっと悪影響を及ぼすコンテンツが電波やネットに乗っていくらでも流れているでしょうに。
しかもこのメディアの言い草、まるで生徒に良い子を演じさせようとする
押し付けがましい親や学校、教師となんら変わりありません。
杓子定規で画一的、口当たりのいいお題目やステレオタイプな価値観を金玉として
おっと失礼、金科玉条として崇め奉る個性の無い子供、御し易い若者を量産したいのでございましょう。



それにパス回しパス回しと軽く申しますが、相手に点を取られないようにするというのも
結構むずかしいものでございましょう。
攻撃は最大の防御と申しますから、攻撃せずに防御一点張りというのも相当しんどいのではございませんかな。
「 ~回し 」という言葉を耳にすると、何か一つのものを使って同じことを単調に繰り返すというイメージですが
相手チームはその単調さに風穴を開けてやろうと色々なことを仕掛けてくるわけでございますから
その都度、異なった対処や臨機応変な防御が必要となるわけでございましょう。
つまり相手に点を入れさせないという緊張状態に選手たちは常にさらされているわけでございます。
むしろ攻撃主体の戦術なら点を入れられても入れ返してやればいいという余裕があるはずでございます。



その点、このパス回しは「 皿回し 」という曲芸に似ています。
皿回しは皿が落ちて割れてしまえばそれまで。
割れないように常に回していなければならないわけでございまして
これが一つの皿ならまだしも、2つ3つ、七枚八枚ということになると大変でございまして
まぁそれが皿回し芸人の腕の見せ所なのですが
サッカーについても、相手チームの選手たちそれぞれが繰り出す様々な攻撃をやり過ごし
失点を出さないようにするというのは大変なことでございましょう。



サッカーの戦術を皿回しと同列に論じるなという御意見もあろうかとは存じますが
変化を阻止し、均衡を維持するというのも骨の折れることなのだと私は言いたいのでございます。
個人的な話になりますが私、若い頃は自家発電をする際に
できるだけ長く時間をかけるようにしておりました。
男は一度イってしまうとそれまででございますゆえ
イク瞬間を先延ばしして、そのぶん妄想や興奮を長く楽しもうとしたのでございますが
ついついフライングをしてしまったり
興奮をセーブしようとして不細工なお笑い芸人や嫌いな上司といった
ドン引きするようなオッサンの顔を思い浮かべた瞬間に誤ってイってしまったりとか
色々と苦い失敗を繰り返しました。
自家発電の際の妄想や興奮を長く持続させるという「 皿回し 」ならぬ「 竿回し 」が
どれほどむずかしいことか、同じ男性諸氏ならわかってもらえるはずでございます。



しかし、そのような失敗を繰り返し、ようやく竿回し芸人として一人前になったと思ったら
今度は逆に年のせいでイクこと自体が困難になってまいりました。
ベストエイト進出を狙い、良かれと思ってパス回し作戦を使ったらバッシングを受けた日本チーム。
竿回し芸人として一人前になったと思ったら、イクこと自体がキツくなってきた私。
人生とは皮肉なものでございます.....





                                       プロフィール画像2015圧縮前→fg→圧縮→jpg→FC2画像圧縮20150929

コメント

非公開コメント