オフホワイトの社屋






お目汚し、失礼いたします。



所属芸人による反社相手の直営業をめぐる吉本興業のゴタゴタ騒ぎは
一時と比べるとやや下火になってきたかなという感がございますが
まだはっきりとした鎮火点の見えている状況ではないようでございます。
吉本が所属芸人との間で書面による契約書を交わすことにしたというような報道がなされておりますが
6000人もの芸人すべてと契約書を交わすのは大変手間のかかることでしょうし
それが吉本の今かかえている諸問題を解決する特効薬になるとは限らないでしょう。



テレビのニュース番組で吉本興業の東京本社の映像を見ましたが
東京本社にしては何やら薄汚れたみすぼらしい感じのする建物でございまして
ググればどうやら廃校となった小学校の建物を社屋として使っているとのこと。
まるで東京ではなく大阪市内の神崎川沿いに建っている
何を生業にしているのかよくわからない会社の建物のように見えますた。
大きくて立派な新築のビルを社屋にすればいいというわけではございませんが
何やら貧乏臭い上に吝嗇的オーラが芬々としております。



この社屋を見たとき、やっぱり吉本興業を今すぐ変えるのはムリだろうと私は直観的に思いました。
此度の一連のゴタゴタは、企業としてのきちんとしたガバナンスを整えないまま
芸人の数だけ増やしたツケが回ってきた結果でございまして
確かにそれは吉本興業の「 身から出た錆 」ではございますが
これまで何十年にもわたって続いてきた旧態依然とした経営方針やアナクロニズムな空気は
一朝一夕で払拭できるものではありますまい。



何しろ今の吉本興業は、二学期の始業式に先生から夏休みの宿題を提出するように言われて
「 宿題は全然やってません 」と悪びれもせずに答える生徒のようなもの。
あるいはティッシュやエロ本で散らかった部屋へいきなり母親が入ってきて
この本は何? なぜこんなに散らかっているの? 汚いわね、と詰問されている中高生男子のようなもの。
一ヶ月以上にわたって朝顔の生育状況を克明に記した観察ノートを今日提出しろと言われたり
チリ一つ無くザーメン一滴こびりついていないきれいな床や壁だとか
教科書に参考書、辞書などの背表紙が整然と並ぶ本棚とかを今すぐ見せろと言われても
できない相談なのでございます。



それにノスタル厨の私にとっては
土曜日の午後、学校から帰ってコロッケをオカズに昼ごはんを食べながら
あるいは日曜の正午に家族そろって昼食を食べながら吉本新喜劇を見ていた頃のような吉本興業が
一番吉本興業らしかったというのが正直な本心でございます。
もし一朝一夕に変わることができないのなら、いっそのこと昔のような吉本に戻ってもらいたい。
「 クッサ~ 」「 よう、ワ~レ~!」「 アホンダラアホンダラアホンダラ、アホンダラアホンダラアホンダラ 」
というセリフが新喜劇の舞台で飛び交っていた頃のような一芸能事務所として
再出発をしていただきたいのでございます。



騒動が起きた当初、芸人たちが吉本興業のことをディスったり肩を持ったりしている様子が
連日にわたって報道されておりましたが、はっきり申しましてウザいという感じがいたしましたし
吉本興業の芸人を見ない日はないようなテレビっ子時代を過ごした私には
何やら一抹の寂しさを禁じえませんでした。
お笑いを売り物にしている芸人やその関係者がメソメソ泣きながら記者会見をしたり
しかつめらしい顔をしてコメントを述べたりするのを見せられるのは、もうたくさんでございます.....





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