鬼の笑顔






お目汚し、失礼いたします。



今年の新語・流行語大賞は「 ONE TEAM 」だそうでございます。
何やら少年向け漫画雑誌で20年以上も連載されている長寿漫画のタイトルのようですが
これは2019年度ラグビーワールドカップがわが国で開催され
この大会において快進撃を見せた日本チームのスローガンでございまして
神ってるだとかトリプルスリーだとか全国的に知れ渡っているとは思えない
「 ハァ?」な言葉を大賞に選ぶような馬鹿審査員が居なかったのか
割と世間的には納得できる言葉だったようですが、やはり知名度はイマイチという気がいたします。



どうもこの大賞の審査員連中は「 リスカブス 」とか「 事務所総出 」とか
巷やネットで連呼されたり熱狂・炎上の火元となっていたりする言葉を選ぶと
世の中が荒れる、人心が乱れる、国が変な方向に向かう、グンクツの足音が聞こえると考えているフシがあり
自分たちはそうならないようにフィルターをかけてコントロールしているとでも思っているようでございます。
もしそうだとしたらとんでもない思い上がりであり、そんな催しは即刻やめるべきでございましょう。
名ばかりで形骸化した「 新語 」「 流行語 」など糞食らえでございます。



そういえば「 今年の漢字 」なるものも今月12日に発表されることになっておりますが
この催しと新語・流行語大賞、これらはいずれも今年一年を振り返るもの。
そういう催しもけっこうなことでイイものですが、やがてワンパターン化して飽きられてしまい
あるいは先に述べたように名ばかりで形骸化してしまう懸念がございます。
そうなると今度は逆に来年はどうなるか予言する催しをやろうじゃないか
という声が出てくるかもしれません。



来年はどんな年になるかを漢字一文字で表現する。どんな言葉が流行するか予想する。
もっとも、それはそれでおもしろいかもしれませんが、実現が極めて困難かと存じます。
清水寺の貫主が墨をタップリと含ませた太い筆を振るい
世の人々が注目する中、幸先や縁起の良くない漢字を書くわけにもまいりませんし
それは新語・流行語大賞についても同様でございます。



それに新語・流行語大賞については、思い上がりの甚だしい馬鹿審査員が
来年の社会や国のあるべき姿はこうなのだと勝手に決めつけ
寛容・平和・自由・平等・人権・未来志向・環境保護・弱者支援・女性やLGBTの地位向上とか何とか
歯の浮くような、チンコの裏筋がこそばゆくなってくるような偽善的な言葉を
押し付けがましく大賞に選ぶ可能性が大でございます。
そんな催しなど誰も見向きはいたしません。
「 一億総活躍社会 」などというお上からの頭ごなしの言葉にもムカつきますが
ポリコレ棒を振り回すような輩が好き好んで使いそうな言葉にも虫酸が走ります。



そもそも「 来年のことを言うと鬼が笑う 」などと申します。
来年はどんな年になるんだろう。これから先、社会は、日本は、世界はどうなるんだろう。
そんなことを考え、思いをめぐらせても詮無いことではないかと存じます。
一秒先のことさえ予測できない人間に何がわかるというのでございましょう……






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