物理的破壊と精神的破壊






お目汚し、失礼いたします。



またかという気がいたします。
神奈川県庁が業務のために利用している
サーバー用ハードディスクの廃棄処理を請け負っていた会社の社員が
廃棄しなければならないハードディスクをネットオークションに出品していたという事実が発覚し
刑事事件となっております。
このハードディスクには膨大な量の個人情報が記録されておりまして
この手の個人情報漏洩事件、これまで何度と無く勃発しておりますが
一向に途絶える気配がございません。



ハードディスクはおそらくデータを消去した状態で出品されていたのでしょうが
物理的に破壊されない限り、ハードディスクの中のデータが復元可能であることは
私のような者でも知っております。
ましてそのあたりのことに関する専門の会社の社員がそんなことも知らずに
廃棄前のハードディスクをオークションに出品していたとは信じがたく
コイツは「 データが復元されるかもしれない 」と知りながら出品していたのでございましょう。



また犯行の動機を「 親の医療費云々 」とか申しておりますが、たとえそれが本当だったとしても
そんなことは糞の言い訳にもなりますまい。
個人情報の漏洩、それはプライバシーの侵害や財産の詐取に利用され
DVやストーカーの被害者を危険にさらし、テロ活動の道具となるのでございます。
そもそもこんなことをして親が喜ぶか、親不孝者。
それに親のためを思うのなら「 親の医療費云々 」など口が裂けても言うな、ヘタレ野郎。



コイツを雇っていた会社もどうかしておりまする。
行政関係の仕事をやっていながらこんなヤツを雇うという迂闊さはもちろん
廃棄処分したハードディスクの数の確認をやっていなかったそうでございまして
言語道断、道路公団、まさにずさんとしか言いようがございません。



……と、半ば他人事のように怒りながらニュース映像を見ていた私。
憤慨しながらも、此度の事件は遠く神奈川、関東圏。
正直なところ大阪府在住の私には対岸の火事という気分でいたのですが
容疑者の男を雇っていた会社の社長や重役が記者会見をおこなう声に
微妙な関西訛りがあることに気づきました。
そのときに胸の奥に過ぎった何とも言えないイヤ~な感じ.....
巷で流行し、マスコミやネットで取り沙汰されている新型の性病に
妻が感染していると知った時のチンポが冷えていくような感触に似たもの.....



社長と少なくとも重役の一人は関西人のようでございます。
調べたわけではございませんが、このブロードリンクという会社
ひょっとすると関西に縁のある企業ではありますまいか。
そして関西の方の官庁、企業などからもハードディスクの廃棄業務を請け負っているのではないか。
そうなると私のような大阪府在住の人間も他人事ではなくなってまいります。
私の個人情報が記録された官庁や企業のハードディスクも
もしかしたらオークションに出されているかもしれません。



面倒なことにならなければいいのですが。
ある日突然、市役所や家電量販店などから封筒が届き
「 すでに報道などで御存知かもしれませんが…… 」という文面の手紙が入っているとか
あるいは銀行口座がいつの間にか空っぽになっているとか。
まさかそんなことはあるまいとは思いますが不安でございます。
それにしてもハードディスクが物理的に破壊されなかったという事件が原因で
関西弁によって私の平常心が破壊されることになるとは思いもよりませんでした.....





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