狭き欄






お目汚し、失礼いたします。



来月16日は確定申告の締切日でございまして
それまでに確定申告をおこなうべく先日、申告用紙に必要事項を書き込んでいたのですが
この申告用紙、書き込む空欄の部分が狭くて難儀いたします。
たとえば職業や屋号、社会保険の種類などを書く欄が細くて幅が短いので書きにくいのでございます。
若い頃とは違って、年齢を重ねて老眼になり、手先の動きが鈍くなってきた私は
最近、狭いところに細かい字を書き込むという作業が苦行となってまいりました。



昔、子供の頃に見たテレビのドキュメンタリー番組で
測候所の職員が気象データを細かい字で書類に書き込んでいくシーンが流れているのを見て
なぜか真似をしたくなり、それ以来、小さなスペースに細かい文字を書き入れるのは嫌いじゃないのですが
やはり寄る年波には勝てません。
結局、欄の枠から文字がハミ出したり、隣の欄や余白に吹き出しのようなものを使って文字を書き加えたり
ということをやらざるを得なくなりました。



小さなマスに文字をていねいに記すということに拘っていると確定申告の作業が捗らないのでございます。
その閉所的で行動範囲を規制された不自由な状況が
昼日中から女が公衆便所の個室で声を押し殺してハメハメをやっているという光景を連想させ
妄想全開となってしまうのでございます。
税務署に提出する書類を作るというただでさえストレスのかかる作業なのに
その上に繊細で面倒臭い作業が加わると、ストレスは等比級数的に増大いたします。
そのガス抜きのため脳が無意識のうちに妄想を喚起して
マスに文字を書くストレスをマスをかく快感で解消しようとしたのでしょう。



いったん妄想が喚起されると
女は往年のアイドル女優の白石まるみ、場所はHをするには窮屈な空間、声を抑えて事に及ぶ
という基本的な状況は変わらずも、具体的な場所のバリエーションはとどまるところを知りません。
公衆便所の個室が軽自動車の後部座席、バスのトランクルーム、クローゼットや炬燵の中と変幻自在、変態自在。
その放埒な流れは自家発電の水力となることによってようやく静まるのですが
そのたびに申告書作成の手が止まり、その手が股間に伸びてしまうため、これではイカンと思った私
小さな空間に文字を体裁よく書き込もうとするのは無理だと諦めました。



もうこれからは書類に字を書く際に堂々と枠からハミ出したり
他の欄や余白を利用したりするつもりですので、作業が捗らないというハメには陥らないでしょう。
もっとも、今度はその自由奔放な振る舞いが
昼日中から女が場所もわきまえず大っぴらに声を張り上げてハメハメをする
という妄想を喚起するかもしれませんが.....






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