罪悪感がくる






お目汚し、失礼いたします。



最近テレビドラマはほとんど見ておりません。
テレビをつけて見るものといえばバラエティ番組かニュース情報番組ぐらいでございまして
連続ドラマなどはよほど興味のあるものしか見る気になれません。
ごく最近ですと木村拓哉主演の「 グランメゾン東京 」というのが
まぁまぁおもしろかったのでずっと見ておりました。
キムタクのドラマは派手にカネを注ぎ込みますので、内容はともかく「 お得感 」があるのでございます。



そんな私が近頃NHKの大河ドラマを見るようになりました。
戦国武将、明智光秀が主人公の「 麒麟がくる 」でございます。
見ていると言っても毎回隅から隅まで見ているわけではないのですが
時間や事情の許す限り見るようにしております。



そういう気になったのはいくつか理由がございます。
1つはいわゆる包茎病気…おっと失礼、判官贔屓というやつでございまして
「 麒麟がくる 」に出演していた女優の薬物スキャンダルによるゴタゴタ騒ぎにもかかわらず
初回放送日を繰り延べしてまで健気に放映を開始したNHKの心意気に肩入れしたくなったからでございます。
そしてその女優の代役として急遽抜擢された川口春奈という女優が
帰蝶という複雑で重要な位置にある人物をどんなふうに演じるのか
彼女がこのドラマで大女優に大化けするかそれとも単なる代役に終わってしまうかということも
大いに興味をそそられます。



またドラマ自体も明智光秀という
今まで大河の主役になったことの無い人物の視点から描かれているものであり
もしかすると伝奇小説のような趣のドラマになるのではないかという期待感もございます。
さらにもう一つ、明智光秀に関して私、ある種の親近感が感じられるのでございます。



本能寺の変が時代劇で描かれるとき
明智光秀が信長攻めの吉凶を占うため愛宕神社で籤を引くシーンが出てくることがございます。
特に私が印象に残っているそのシーンは
私が中学生だった頃に見た大河ドラマ「 国盗り物語 」でのものございまして
近藤正臣が演じる明智光秀が最初に引いた籤が「 凶 」と出て
その後何回か引いてからようやく「 吉 」と出るシーンでございます



まぁこれは史実かどうかはわからないそうですが、もしこれが実際にあったことだとして
最初に「 凶 」と出た時点で本能寺には向かわずに秀吉の援軍として西へ向かっていれば
歴史が変わって光秀も長生きしていたかもしれません。
しかしすでに籤を引く前から光秀の覚悟は決まっていたのでございましょう。
光秀としては謀反を起こすという罪悪感を払拭してくれるものが欲しかったのではないかと存じます。



そして当時中学生だった私は朝から晩まで自家発電のことを考えていたイカ臭い少年でした。
それでも、イイ若い者が自慰行為に耽溺することへの罪悪感は持っておりまして
その罪悪感を払拭するべく、吉凶判断のようなものを執り行っていたのでございます。
どうするかと申しますと、「 判断!」という掛け声とともにサイコロをふり
出た目が奇数ならヌイて良し、偶数なら駄目と決めて
ムラムラするたびにこの占いのようなことをやっておった次第。



偶数が出た時は不本意ながらその日はガマンして
翌日にまた「 判断!」と掛け声を発し、奇数が出れば、そ〜れドピュン!とやっていたわけでございます。
ところが来る日も来る日も偶数が出る場合がございまして、さすがにそうなるとガマンも限界になりますが
もし占いに従わなかったら何か良くないことが起こると思い込むことを自制心のよすがにしておりましたので
禁を犯すことができず悶々となり、しまいには気が狂いそうになってしまいます。
そこで偶数が出たにもかかわらず何回も「 判断!」「 判断!」とサイコロをふり
やがて奇数が出ると得たりとばかりに股間に手をやるようになってしまったのでございます。



その後、この占いは実質的に破綻して有名無実となったのでやめてしまったのですが
光秀が愛宕山で籤を何回も引くシーンを見るたびに、このときのことを思い出します。
そして今年の大河ドラマはその光秀が主役。
主君を討った歴史上の人物とオナニーに耽っていた厨房など月とスッポンポンでございますが
罪悪感を払拭するべく光秀が籤を引くシーンや、そこへ至るまでの光秀の内面の変遷を描くにあたって
どのような演出がなされるのか、何やら興味深いところでございます.....






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