イイよイイよもイヤのうち






お目汚し、失礼いたします。



松竹芸能所属の某芸人が事務所から独立することになり
松竹芸能の公式サイトや芸人自身のツイッターにてその旨が報告されておりますが
業界関係者によるとこれは松竹芸能による事実上の解雇だとのこと。
この芸人、金に汚く交友関係について黒い噂があり女癖の悪さと暴力的性向が目立つとのこと。
特にパワハラ行為は有名で、自分をイジった後輩芸人にペットボトルを投げ付けて目を負傷させ
同じく自分をイジった別の後輩芸人に対しても土下座を強要して頭を踏み付けたそうでございます。



芸人が仕事で先輩芸人をイジる場合に何らかのマナーや掟があるのかどうかは存じませんが
暴力を使った制裁は明らかに問題でございましょう。
しかしイジられる側のキャラや性格を分かっているのなら
イジった方はある程度のリスクを覚悟しなければならないのかもしれません。
あまつさえ、相手が「 好きにしてくれていい 」「 やりたいようにやってくれ 」と言っていたとしても
あとで態度が豹変する場合が無きにしもあらずでございます。



人間の心理や感情とは予測のつかないものでございます。
それは周りにとってもそうでしょうし本人でさえ予測不能の場合がございましょう。
今も覚えているのですが私が高校生の頃、学校の休み時間のとき
同じクラスの男子生徒二人がプロレスごっこをやってふざけておりました。
私は自分の席に座って見るとはなしにその様子を見ておったのですが
一方の生徒がもう一方にプロレス技の「 コブラツイスト 」をかけてくれと頼んでおります。



頼まれた方はプロレスに詳しいのですぐにでもかけられるのですが
痛いかもしれないよ、それでもいいのかなと何度も相手に尋ねておりました。
相手はガッシリした中肉中背、プロレスに詳しい方は体に締まりがなくなんとなく小太りという感じ。
ガッシリは全然大丈夫、痛くても一向に構わないと言い張り
それじゃあ、と小太りの方がガッシリの方に対してコブラツイストをかけたのですが
思いのほか力が入りすぎたのか、それとも予想を上回るような痛みだったのか
ガッシリの方が教室中に響き渡るような悲鳴を上げました。
そして「 やめろ、やめてくれ!」と小太りに懇願したのでございます。



小太りはすぐに技を解きましたが、しばらく座り込んで顔をしかめていたガッシリは
おもむろに立ち上がると「 この野郎!」とばかりに小太りに殴りかかっていったのでございます。
最初は冗談かと思っていた小太りでしたが
相手がガラの悪い恫喝文句で吠えながら襲いかかって来るものですから血相を変えて教室から逃げ出しました。
ガッシリは「 待てゴルァ!」と叫んで後を追いかけ、二人とも教室から出て行ったのでございます。



教室にいた私を含めて数人の生徒はあっけにとられておりました。
まもなく授業時間になり、教師が来たのですが、ガッシリと小太りの席は空いたままでございます。
教師は二人が居なくなっていることにも気づかず、そのまま授業を始めてしまいました。
私は「 祇園精舎の鐘の音、諸行無常の響きあり 」と教科書を読む教師の声よりも
居なくなった二人がどこで何をしているのかが気になってまったく授業内容が頭に入ってこなかった次第。



これ以来、私はどんなにせがまれても相手に精神的あるいは肉体的ダメージを与えるような行為は
慎重になろうと決心いたしました。
まぁ世の中にはカネさえ払えばムチで殴ったり浣腸をしたり
膣や肛門に拳を丸々突っ込んだりしてもオッケーという人間や商売が存在すると聞いておりますが
それはともかく、相手にダメージを与えるような行為をおこなう際に
相手の「 いいよ。かまわないよ 」という言葉を額面通り受け取るのは危険なのでございます。



もっとも、その逆の場合すなわち「 イヤよイヤよ 」というのは
今の御時世、とりあえず額面通り受け取らなければならないのですが.....






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