人を食ったような男






お目汚し、失礼いたします。



不倫スキャンダルによって公私ともに針の筵に座らされていた俳優、東出昌大氏が今月17日
ドキュメンタリー映画のトークイベントの場において謝罪会見をおこなっておりました。
謝罪会見はいいのですが場や機会をもっと別のものにすることはできなかったのでしょうか。
トークイベントは、かの三島由紀夫にまつわるドキュメンタリー映画についての催しでございます。
映画は1965年に三島由紀夫が東大全共闘と議論を交わした様子を撮った実録物でございまして
その映画に関するトークイベントの場を借りて不倫スキャンダルの謝罪会見をやるとは
何やら不謹慎な感が否めません。
それとも、まさか三島が自衛隊の市ヶ谷駐屯地でやったようなことを
謝罪の証として東出昌大氏にやらせようという企画だったのですかな?



この謝罪会見についてコラムニストが論評している記事をネットで見かけました。

   東出昌大の謝罪会見に見えた慢心と聡明の矛盾
   「お答えできない」連発は本当に失敗だったか
    https://toyokeizai.net/articles/-/337945

この中で東出氏の一言一句、一挙手一投足について危機管理の観点から細かく分析がなされておりまする。
詳しい内容は割愛いたしますが、率直に感想を申し述べますと実に堅苦しい記事でございました。
記事全体の印象としてはおおむね東出氏に対して好意的なのですが
あの発言にはこういう意図があった、こういう効果があった、あれはマズかった、これは良かったと
まさに微に入り細を穿つような記述が続き
読んでいるうちに私、尻の穴や蟻の門渡りがムズムズしてまいったのでございます。



以前ならこういった芸能人のスキャンダルにまつわる謝罪会見はできるだけそそくさと済ませ
それにまつわる報道も地味でお座なりなものだというのが定番だったと思うのですが、状況は一変した模様。
この記事はどちらかと言えばポジティブな評価に基づいたものだったのですが
これがネガティブな評価を下す内容とか、東出氏を叩くことを目的とした記事ならば
これに輪をかけて細かい分析や指摘がなされて本人に相当なダメージを与えることになりましょう。
良きにつけ悪しきにつけ謝罪会見をこのように緻密に分析され細かく指摘されるぐらいなら
東出氏もいっそマイナスのイメージが付いたことを利用してマイナスのイメージの仕事に邁進する
汚れ役を演じることに舵を切ればどうかと思うのですが、現実にはそうはいかないのでございましょう。
今のエンタテインメント業界はマイナスのイメージを「 逆手に取る 」のではなく
スポンサーや関係各所、視聴者への影響を配慮して
マイナスのイメージを「 払拭する 」ことを最優先事項としているのでございます。



亡くなった俳優の津川雅彦氏がやはり不倫スキャンダルで世間の非難を浴びたとき
テレビ局関係者からむしろ悪役として名を上げたらどうかと言われ
緒形拳や藤田まことが主演をやっていた「 必殺シリーズ 」に悪役として出演し
有名俳優に返り咲いたというような話を聞いたことがございます。
「 ピンチはチャンス 」などと取ってつけたようなことを申すつもりはございませんが
思い切ってイメチェンしてはどうですかな。
顔の表情や声の抑揚に乏しい俳優さんゆえ、普段から人を食ったような印象があるので
悪役を演じればピッタリ来るのではないかと存じますが如何でございましょう。



そういえば東出昌大氏は映画「 寄生獣 」において島田秀雄という人間になりすましている
人食い生物の役を演じております。
本当に人を食った殺人鬼の役がいいかもしれませんが、まぁそこまでやる必要はないでしょう。
ウンコやゲロを食う変質者の役ぐらいで十分ではないでしょうか.....






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