半永久的な不安






お目汚し、失礼いたします。



私の店から車で15分ぐらいのところにフィットネスクラブがございます。
ビルの一階にあり、帰宅途中に車でその前を通りますと
エアロバイクを漕いだりトレッドミルでウオーキングをやったりする人の姿を見かけたものですが
コロナウイルスの感染拡大の防止のためか最近は人の姿がまばらなようでございます。
2月末に行われた安倍総理の記者会見ではその手の施設に感染のリスクが少なからずあるということで
また東京都の小池知事も先月23日に同様の記者会見を行っており
それらの会見の影響が如実に現れているものと思われます。



失礼ながら私のようにストイックとは縁遠い人間からすると
ああいったスポーツジムに並んでいるマシンはいずれもSMプレイ用の拷問器具か処刑装置にしか見えません。
三角木馬やギロチン、X字架などを連想させるそれらの装置を見ていると股間が膨らむと同時に
SMクラブでもないのに、なぜカネを払ってまで肉体や精神に負荷をかけて苦しい思いをしたいのか理解に苦しみます。
もちろんそれは健康の維持と増進、精神的な充実感を求めてのことでしょうが
私はそうまでして自分磨きをやろうとは思いません。
けれども、こういった施設や設備が商売として成り立っているというのは
やはりそれだけの需要があるからでございましょう。



しかしその需要も、このところのコロナ騒ぎで利用者の足が遠のいたために減っていき
経営的に苦しくなるようなスポーツジムやフィットネスクラブの類が出てくるかもしれません。
この業界に限らず、コロナウイルスの感染拡大による負の影響で飲食店は壊滅的な打撃を受けておりますし
人と人との接触が必須な業種、たとえば風俗関連の店舗などは客数が減り
ソープ嬢やデリヘル嬢、女王様が失業してしまうかもしれませんが
行政サイドは補償をする気などさらさら無さそうでございます。
昨日の朝、地上波テレビの朝のニュース情報番組で、政府寄りの経済評論家らしき男が
今は感染の封じ込めが重要だから経済対策は後回しにせざるを得ないというようなことを申しておりましたが
火事が起きて大火傷を負っている人間に対して火を消すのが先だと言うような言説には首を傾げざるを得ません。



消費税減税に至っては口にすることさえ憚られているようでございまして
その代わりということなのか商品券だの現金給付だのという話が出ているようですが
どうせしみったれた雀の涙のような金額と気の遠くなるような煩瑣な手続きが前提になるのでしょう。
私も個人的には消費税の減税については避けた方が無難だとは思っておりますが
ならばそのぶん経済的にも心理的にも十分な余裕を与えるものが必要になってまいりましょう。
今回の事態に対して行政側が難しい選択を迫られ困難な状況に追い込まれながらも頑張っていることは認めますが
事態が短期では解決できず、またその見通しを誰もはっきりと口にすることができないのであれば
人心に半永久的な不安の芽が居座り続けることは避けられません。
やがてその芽は成長し、日本経済の養分を吸い尽して崩壊に導く寄生植物と化すでしょう。



こんなことを申しても「 俺たちには俺たちの考えがある。無知な市民は黙ってろ 」
と役人や政治家は言うでしょうな。
その無知な市民は、医療崩壊を招くからと言われて検査を受けられず
自分が感染しているかどうかはっきりと確かめることもできないまま
「 自粛要請 」という言葉巧みな「 丸投げ 」によって理不尽な「 自己責任 」を負わされているのですぞ。
この事実をどんなふうにお考えなのでしょうかな.....






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