入力予測

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お目汚し、失礼いたします。



最近、顔にアザができてしまいました。
ちょっと見にはわかりませんが唇のあたりにできたのでございます。
原因は私の横着癖でございます。
夜、寝ながらタブレットでYou Tubeを見ているうちにウトウトしてまいりまして
手から滑り落ちたタブレットの角が唇に当たり、口の中が切れて出血いたしました。
幸い血はすぐに止まりましたが、唇には小さく縦に赤いアザがついております。



以前、寝転んだままタブレットのアラームを止めようとして眉間にタブレットを落とし
痛い目に遭ったことがあるのですが、その教訓がまったく活かされておりません。
なさけない限りでございますが、身勝手な言い訳をさせてもらえるなら
タブレットという便利なものができてしまい
私の横着癖を加速させたからこのような事故が起きてしまったのでございます。
タブレットがなければ、今でも私はちゃんと椅子に腰掛け
ノートパソコンを使ってYou Tubeを閲覧しているはずなのでございます。
そうすれば寝ている私の口の上にタブレットが落ちて来てケガをすることもなかったでしょう。



身勝手ついでに申し上げますが
最近のタブレットやパソコンなどの情報機器は何やら便利になり過ぎている感がございます。
その一つが搭載されているワープロソフトの驚異的な入力予測の機能でございまして
辞書登録の必要など全く無いほど、こちらの望むとおりの変換候補が瞬時に表示され
長い文章もまたたく間に作成できてしまいます。
一文字入力しただけで、こちらが書きたいなと思っていた文字や単語、フレーズが出てくるので
楽チンなことこの上もございません。
現に今書いているこの文章も、その恩恵に浴しているのでございます。
いわゆる「 AI 」というものの為せるわざでございましょう。



いずれはこのAIが世の中にあまねく行き渡り
人間社会はすべてAI任せで動いていくようになるのかもしれません。
そういった流れに対する警鐘は、これまで文学やドラマ、映画作品などにおいて
幾度となく鳴らされてきたはずなのですが
どうやらその流れを止めることはできそうにないようでございます。
今、世を騒がせているコロナ禍が一段落したあと、世界は劇変するのではないかと言われておりますが
その変化にAIが一役買うことになるかもしれません。



これからは人間との接触がもたらす感染症のリスクを避けるため
ビジネスはテレワークが基本、現場仕事は防護服着用が必須となりましょう。
役所や店舗は訪問者に対して全自動化された機械を使って対応し
人々は人間同士のつながりから遠ざかるようになり、価値観は信じられないほど一変して
ついにはロボットを友人、恋人、家族として生活を営むようになってしまうかもしれません。
AIを搭載したロボットが話し相手や遊び仲間となり、ロボットと結婚して新婚旅行へ旅立ち
ロボットの孫や祖父母とともに盆や正月を迎えるのでございます。



女性にもてない、女性の扱いに慣れていない、苦手だ、わからないという男性にしてみれば
ロボットの妻を娶ることは夢のような話かもしれません。
何しろAIにコントロールされている妻は、日常生活の中でこちらの行動パターンをしっかりと学習し
ワープロの入力予測機能のように、こちらの意を事前に察して望み通りに動いてくれるのです。
まさしく良妻と言えましょうが、AIを搭載したロボットの妻を娶り
何のトラブルも無い日常を過ごすことが、夫婦のあり方として果たして良いことなのでしょうか。



何も言わないでもこちらの意を察して何もかもその通りに行動してくれる伴侶。
ズボンのベルトに手をかければ、口をポッカリ開けて生尺の準備を整え
縄を手にすればクルリと背を向け正座して、後ろに回した両手を組み
浣腸器を見せれば尻を突き出し肛門を指で拡げて待つ女。
何もかも事前に察知して何もかも思った通りに動いてくれる。
そんな女とひとつ屋根の下で暮らすことが
果たして本当に幸せだと言えるのでしょうか。



私は幸せだと思いますが.....






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