防犯体制




お目汚し、失礼いたします。



本日9月1日は防災の日でございます。
この日は何か防災にまつわることを書かせていただこうかと存じ
数日前から何を書こうかと思案しておりましたが
考えてみれば私ごときイタイタシイ輩が防災について語るなど
僭越きわまりなきこと。
そこで防災ではございませんが防犯に関連することについて
思うところ、感じたことを書き綴ることにいたしました。



盆明け後の日曜のことでございました。
外出して某牛丼店で昼食をとっていたところ
玄関のガラス戸に奇妙なものを見かけました。
目盛りのようなものとともに数字が記されておりまして
最初それが何を意味するのかわかりませんでしたが
食べ始めてしばらくしたのち、ハッと気付きました。



とりあえず名前は伏せますが
そこは一時期、強盗が押し入りやすい牛丼屋として不名誉な噂が立ち
当局から防犯体制にもっと力を入れるようにと指導を受けていた
チェーン店でございます。
そのガラス戸は恐らく強盗が侵入あるいは逃走する際
従業員が犯人の身長を目測するために設えてあるものでございましょう。



押し入ろうとする強盗が、そういったものを見れば
何らかの抑止力になるかもしれませんし
犯人検挙の一助となりますゆえ望ましいとは存じます。
が、刃物を突きつけられたり、乱暴な言葉で恫喝されたりして
気も動転している従業員が、玄関のガラス戸の目盛りを目安に
ある程度の正確さをもって犯人の身長を証言できるかどうか
疑問でございます。



また、レジには逃走する犯人に向かって投げつける
カラーボールなるものが準備されておりました。
これも何らかの抑止力にはなるかもしれませんが
強盗犯に向かってカラーボールを投げつけるという
勇気ある行為に及ぶことが
警備関係の職員でもない牛丼店の従業員に
果たして可能でございましょうか。
カラーボールをぶつけられて塗料まみれになった強盗犯が
「 何すんだ、この野郎~~!」と「 逆襲 」してくる恐怖に戦き
躊躇してしまうのではないでしょうか。



もちろん牛丼店では、そういった事態に遭遇した場合の
研修や訓練をおこなってはいるのでございましょうが
店の売り上げに直接関係することではない以上
それはおざなりなものになってしまうかもしれません。
それゆえやはり「 備えあれば憂いなし 」「 転ばぬ先の杖 」。
本格的に防犯体制を整えるべく
オリンピックのレスリングで
三大会連続金メダルを取るような屈強な肉体を持ち
超高速で疾走し、目からビームを放つ頼もしい女性が
必要となってまいりましょう。



まぁそんなことを考えながら
白髪ねぎ牛丼を食べていた私でございますが
ふと急に自宅の戸締りのことが気になってまいりました。
私、空き巣被害というものに一度も遭遇したことはございませんが
牛丼店の出入り口に設えてある目盛りから
そこはかとない物々しさを感じ、防犯のことを考えているうちに
何やら不安になってきたのでございます。



空き巣被害は単に物を取られるだけに限りません。
金品を求めて泥棒は家の中を滅茶苦茶にしてしまいますゆえ
場合によってはそちらの被害の方がヒドイことになってしまいましょう。
また、めぼしいものが見つからなかった場合
逆ギレした泥棒は家の床やテーブルのど真ん中に
どでかいブツを落として立ち去るという話を聞いたことがございます。



そうなっては目もあてられません。私の自宅の食卓に
巨大な暗色のソフトクリームが鎮座している様子を思い浮かべると
急に落ち着かなくなってまいりました。



何の因果で、ウンコを食べているときに牛丼のことを……
おっと失礼、牛丼を食べているときにウンコのことを
思い浮かべなければならないのでございましょう。
食欲も急に失せてきて、何やら損をした気分でございます。



とはいえ物は考え様。
ここがカレー店でなかったのは不幸中の幸いと
牛丼を残らず腹に詰め込んで
自宅へと戻るべく慌ててその牛丼店を飛び出した次第でございます.....






コメント

非公開コメント